老後の安心を根こそぎ奪うな!
道保険医会が主催した「医療制度改悪反対 2006 道民集会」に参加してきました。今日のタイトル「老後の安心を根こそぎ奪うな!」は、この集会スローガンになっています。紙智子参議院議員も国会から駆けつけ、来賓としてあいさつしました。
参加した誰もが衝撃をもって話を聞いたのは、道難病連常任理事の柳さんの発言です。柳さんは、かすかに残った右腕の力を失くさないようにと、10年間リハビリを続けてきました。しかし今回の制度改悪で、リハビリが打ち切られることになりました。
セラピストと相談して自主リハビリにとりくむ準備をしていましたが、今度は左手が使いすぎたために痛み。昨日で経過措置期間のリハビリが終了し、来週からは自分でリハビリを行わなければいけません。「このままでは両手が使えなくなる不安がある‥‥」と、深刻な実態にもかかわらず理性的に現状を訴える柳さん。いっそう制度改悪への怒りを覚えずにはいられませんでした。
高齢者には、窓口負担が1.5〜2倍になり、08年からは後期高齢者医療の創設で、また少ない年金から保険料が天引きされます。北海道では年間8万円を超えるという試算もあるようです。それなのにリハビリは打ち切られ、病院の療養ベッドからも追い出されてしまう−−いま医療業界では「難民」という言葉がよく使われるそうですが、このままでは将来の地域医療が本当に崩壊してしまいます。
国民皆保険制度は、日本が世界に誇れる制度です。だから長寿国ともなれたのでしょう。世界で経済第2位の日本で、どうして老後の安心が保障できないのか。政治の責任がきわめて大きいと思います。不要不急の大型公共事業の見直し、大企業優遇税制のきりかえをおこなえば、十分な財源は確保できるのです。
集会が終わり遅くに家に帰ると、すでに1歳の娘が寝ていました。寝相が悪く相変わらず布団からはみ出してましたが蓮、こんな子どもたちの未来のことも考えてがんばろうと、あらためてパパは誓ったのでした。
