根室で低気圧被害調査
神・高本・鈴木市議の案内で、市役所、漁協、農家、春国岱ネイチャーセンターを伺いました。紙議員秘書の増田さん、国会議員団道事務所長の宮内さんも一緒です。
就任したばかりの長谷川市長に挨拶し、被害の全体状況を聞いた後、落石漁協へ。途中、根こそぎ倒れた木々が何十本とあり、それだけで強風の凄まじさがハッキリわかります。
落石漁協で専務から詳細を聞いて、いっそう深刻な事態と感じました。定置網13ヶ統すべてが破損、道内の各漁協がわずかばかりでも水揚げした時でも、落石はゼロが続きました。それでも漁協が、少しでも漁ができるよう全力をあげてきた様子がよくわかります。
漁船の支柱ともなる頑丈なタグが折れ、陸に打ち上げられ破損した船体も港に残っています(写真)。造船所も修理が追いつかず、道南の八雲町まで運ぶ船もあるとのこと。
「国が自給率を高めるというのなら、港というハード面をきちんと整備すべきだ」という話には説得力があります。
「全道的な被害だから、来年使う網が確保できるか心配だ。仕立てる準備を考えると、早く時期を示してほしい」という点も、来年の生活を考えたら、支援が急がれます。
ラムサール条約に登録された春国岱では、倒木と高波で、湿地帯を通る木造の遊歩道が深刻な被害を受けています。
遊歩道に重なるように倒れている150本の木や、さらに奥で倒れているだろう木々を片づけるのに、重機が入れません。チェーンソーなどで細かく切り、手作業で2kmほどを運ばないといけないのです。
しかし、その現場に行くための遊歩道も板がはがれているだけでなく、道を支える杭が高波で押し上げられ、遊歩道全体が30cm近くも浮き上がっているのです。
これでは作業もできません。機械を入れずすべて手作業で直すため、費用も2億ほどと見込まれるそうですが、市の財政では苦しいものがあります。
ちょうど調査中に、6匹の白鳥が私達の頭上を飛んで行きました。なにか「この貴重な自然を守ってよ」と訴えられていたような気がしてなりません。
被害は紙に書かれたものだけではわからないということを、あらためて強く感じました。引き続き関係機関への要望を強めたいと思います。
