金融市場をゆがめたものは
東証が方針を転換して、日興コーディアルグループの上場維持を決めたとの報道です。
日興の決算の訂正報告によると、粉飾は2004〜05年度の2年間で418億円に上ります。
「組織的、意図的とまで言えない」のが方針転換の理由ですが、市場への不信を招いた重大な問題です。
同時に、マネーゲームをあおる規制緩和万能路線と、大企業応援の経済政策が、経済と市場をゆがめてきたわけです。
政府・与党は根本から反省する必要があります。
「金融システム改革法」「改正産業再生法」には、民主党も賛成しました。「構造改革」を競い合ってきた責任は重大です。
日興はシティグループの子会社となるようですが、シティの狙いは団塊世代の退職金と言われています。
今回の事件と合わせ、金融市場がこれ以上危険なものにならないように、事前規制も含めた総合的な規制体制が大事です。
