2007年5月7日 (月) 22:50

意見が分かれた、国民投票法案・札幌公聴会

 札幌では、参院憲法調査特別委員会での地方公聴会がおこなわれました。

 その様子がニュースで報道されていましたが、それを見る限りでも、法案の基本のところで公述人の意見は大きく分かれていました。

 最低投票率、国民的合意、そもそも憲法改正手続き法がいま必要なのか‥‥。

 例えば、最低投票率について政府・与党、提案者は頑として認めようとしていません。

 これでは極端に言えば、3人しか投票しなくて、過半数の2人だけの賛成でも憲法を変えることができるようになります。

 そこまでいかなくても、国のあり方(=政治の基本)を定める憲法ですから、一定の国民の意思が反映さればなければいけません。

 だから諸外国では、過半数だったり6割だったりと、最低ラインを定めているわけです。

 なぜ、それなのに政府・与党は最低投票率を決めようとしないのでしょう。

 法案提出者の保岡興治議員が、委員会で「最低投票率は‥‥憲法改正を難しくする、非常に障害になり得る制度」とこたえています。

 改憲が先にありき。だから、そのために最低投票率は設けないということです。

 改憲の中心点は九条です。今の世論では圧倒的に「九条護憲」が多く、いったん改憲できなくなると、しばらくその機会を失うどころか、平和を求める世論が強まることになります。

 つまり、改憲が否決されるのを恐れてのことです。

 国民が「九条を変える必要なし」と答えているのなら、それでいいではありませんか。

 九条そのものの議論はいったん別にして、手続きそれ自体としても欠陥だらけの法案です。

 そもそも日本は、民主主義国家ではありませんか。

 このような非民主的な「手続き」なら、逆に害になるだけです。すみやかに撤回すべきだと、私は重ねて訴えます。

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