意見が分かれた、国民投票法案・札幌公聴会
札幌では、参院憲法調査特別委員会での地方公聴会がおこなわれました。
その様子がニュースで報道されていましたが、それを見る限りでも、法案の基本のところで公述人の意見は大きく分かれていました。
最低投票率、国民的合意、そもそも憲法改正手続き法がいま必要なのか‥‥。
例えば、最低投票率について政府・与党、提案者は頑として認めようとしていません。
これでは極端に言えば、3人しか投票しなくて、過半数の2人だけの賛成でも憲法を変えることができるようになります。
そこまでいかなくても、国のあり方(=政治の基本)を定める憲法ですから、一定の国民の意思が反映さればなければいけません。
だから諸外国では、過半数だったり6割だったりと、最低ラインを定めているわけです。
なぜ、それなのに政府・与党は最低投票率を決めようとしないのでしょう。
法案提出者の保岡興治議員が、委員会で「最低投票率は‥‥憲法改正を難しくする、非常に障害になり得る制度」とこたえています。
改憲が先にありき。だから、そのために最低投票率は設けないということです。
改憲の中心点は九条です。今の世論では圧倒的に「九条護憲」が多く、いったん改憲できなくなると、しばらくその機会を失うどころか、平和を求める世論が強まることになります。
つまり、改憲が否決されるのを恐れてのことです。
国民が「九条を変える必要なし」と答えているのなら、それでいいではありませんか。
九条そのものの議論はいったん別にして、手続きそれ自体としても欠陥だらけの法案です。
そもそも日本は、民主主義国家ではありませんか。
このような非民主的な「手続き」なら、逆に害になるだけです。すみやかに撤回すべきだと、私は重ねて訴えます。
