浜の声を生かす政治に
現場に足を運んで、浜の声を生かしてこそ−−紙智子議員と、えりも町漁協・漁民のみなさんから話を聞いた実感です。
国がすすめる水産基本計画の見直しにかかわり、現場の実態を調べようとおこなった今回の調査。
宮内聡・国会議員団道事務所長もいっしょに、小川悠紀弥・えりも町議の案内で、まずはえりも漁協へ。
組合長さんなどからじっくり1時間余り、操業の実態、経営の安定、水産資源の確保、密漁対策など、全般的に話を聞くことができました。
水産資源が枯渇する中、「漁法や漁場を変えないとダメ」「底引き船が、小さい魚までさらっていっては資源確保にならない」など、沿岸と沖合底引き漁業の間にある問題を、詳しく話されました。
昆布にしても、原因は研究中ですが、バクテリアの発生が昆布漁を苦労あるものにしています。
原産地表示、価格安定、燃油対策(網も石油製品です)など、政治のやるべき仕事は多いと、あらためて感じます。
水産物の輸入が増えて、市場作用によって価格も安くなっています。
一方で、燃油やエサ代など、いろんな経費が高くなっています。それが価格に反映できずに、経営が苦しくなっているわけです。
今回の計画見直しは、国際競争力にうちかつ「強い水産業」をつくることが、1つの柱になっています。
そのために、各種報告では企業参入の道を緩和することも述べられています。
この考え方は、現場ではかなり違和感をもって受け止められています。
えりも漁協でも、漁師のみなさんからの聞き取りでも、同じ言葉が聞かれました。
「今の操業の実態を、どう国が考えているのかが一番の基本だ」
現場では、経済原理だけにふりまわされず、食の安全・安心、加工業者との連携、水産資源の確保、海を保持するためにも山林・河川の保全など、大きな努力が続けられています。
漁師のみなさんとの懇談では、「領収書の1円も示さない国会議員に、何兆円もの税金をまかせられるか」「公共事業は、本州のゼネコンだけが仕事を持っていく。地元のためにならない」など、政治全般に対する意見も出されました。
本当に、そうですね。庶民の声が届く、政治に変えなければいけません。
あらためて現場に足を運ぶ大切さを実感した、調査になりました。
