消費税は「公平」な税ではありません
参院選の争点に、消費税増税が浮上してきました。安倍首相が「上げないとは言っていない」と、テレビ局で発言したからです。
次期総選挙の問題と述べていますが、やはりこれは参院選でも問う必要があります。
秋以降、税制の議論が活発化するからです。増税先にありきで、後から追認してくれというのでは、話の筋が違います。
そもそも消費税は、収入の少ない人ほど負担が重くなる税制度です。
よく消費税は「負担が一律だから公平だ」と言う議論がありますが、これは違います。
消費額に対しては、確かに一律5%です。
しかし、消費額ではなく、収入や所得全般から見ると、まったく「公平」ではありません。
例えば、年収100万円の方は、貯蓄をする余裕が無く、ほとんどが消費にまわります。そうなると、税率分5%がそのまま負担となります。
しかし、年収が1億円の方は、すべて消費にまわるわけではありません。貯蓄などに、多くはまわります。
そうなると、もし消費が2000万円分だけだったら、消費税はその5%、約100万円です。収入額の1%に過ぎません。
このように、所得の少ない人ほど負担が重いのです。
また、中小企業は価格に消費税を転嫁できません。利益からの持ち出しになっています。
経済産業省の調査でも、半数の中小業者が「転嫁できない」とこたえています。税率を上げたら、商売を続けられないと言う中小。零細企業はたくさんあります。
家計にも商売にも負担が重くなるから、98年に5%に上げた時には、一気に景気も冷え込んだんです。
そもそも税の「公平」を言うなら、その人の負担能力に合った課税こそ「公平」です。所得のない人に、税金払えと言っても無理というものです。
「社会保障の財源に」と言うのであれば、北海道で言えば、緑資源機構が手がける大規模林道工事に、来年度以降で600億円以上が投じられる計画がありますが、このようなものこそ見直して、社会保障の財源に充てるべきです。
ヨーロッパの場合でも、非課税品目や軽減税率が適用されている品目が、多数あります。イギリスでは、食料品は非課税です。
そしてヨーロッパでは、消費税だけでなく、企業など事業主が納める社会保険料が、社会保障を支える大きな財源になっています。
しかし、日本は、その逆です。
経済団体などが、自分たちの負担を軽くする(法人税減税)ために、消費税を上げてくれと、堂々と言っています。
おかしい。
だから私は、消費税増税は認められないのです。
今日、北海道新聞社主催の候補者討論会がありました。消費税も、テーマに上がりました。
時間の制約もあって話しきれませんでしたので、このブログにダダダダーッと書いてしまいました。
この討論会は、北海道新聞で詳報が掲載されるようです。
インターネットの動画配信や、北海道文化放送(UHB)では7月10日・深夜26時25分(=11日午前2時25分)からテレビ放映されるようです。
各候補の主張の違いが、よくわかる討論会になりました。ぜひ、ご覧ください。
