2007年9月8日 (土) 20:12

郷愁の路面電車

 道医労連の定期大会であいさつをし、釧路に向かうためJR「スーパーおおぞら」に乗車。

 よく考えたら、自動車などでの道内移動が多かったので、久しぶりのJRでした。

 通路をはさんで反対側に座った女の子(うちの娘より少し大きいから3歳くらいかな)が、駅に停車していた貨物列車を見て「かもつれっちゃ、かもつれっちゃ」と何回も話している姿が、何だかほほえましい。

 車内誌に目を向けると「特集 函館 郷愁の路面電車」。

 開業当時は馬車鉄道だったのですが、日露戦争で軍馬として徴発されたり。

 あるいは太平洋戦争で男性が戦地に向かわされたため、女性が運転士や車掌として乗務していたとか。

 かまぼこの老舗のお店も、戦中は延焼を防ぐために取り壊したとの話もありました。

 私は、教員採用試験を函館で受けて以来、路面電車に乗る機会がなかったんですが、あらためて歴史の重みを感じて、(なかなかそんな時間はなさそうですが)ゆっくりと考えながら旅したいな、‥‥と。

 そして紙面では、ある中華料理店のご主人の話。

 「北洋漁業の盛んな頃は、何ヵ月もの長い漁に出る一家の大黒柱を囲んで、家族が食べきれないほどの注文をし、別れを惜しんでいたものです」

 当時の風景が目に浮かびます。

 当たり前のことですが、どの町にも歴史があって、庶民の暮らしがあって、人生があったんだよなぁ、と。

 ふと小さな女の子の方を見ると、今度はアンパンマンの歌をうたっていました。

 この子は、これからどのような歴史の中で育ち、どのような人生を送るんだろう。

 何だかしみじみと、考えさせられる移動時間になりました。

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