2007年12月12日 (水) 23:27

「誤った政策だけはしないでくれ」

 桧山管内の農漁業の一端が、よくわかった2日間の調査・懇談。ひやま漁協(乙部町)、新はこだて農協(厚沢部町)、両町役場などをまわりました。

 ひやま漁協は阿部一副組合長のほか常務理事・専務理事らが応対。

 いま桧山沿岸はスケソウダラの最漁期。中心となるイカ釣漁と合わせ、原油高騰の影響が深刻に表れてきています。

 一晩のイカ釣でドラム缶5本、スケソウダラ漁でも1〜2本もの油を使うと言います。

 「夜の漁をやめる漁師が増えている。加工などの関連産業への影響も大きい」。

 漁連でも13日に全国漁業者集会を東京で開き、デモ行進などをおこなう予定だと述べました。

 新はこだて農協では、品目横断的経営安定対策を中心に、日本農政全般に対する厳しい意見が連発。

 「品目横断」政策で、大規模農家であっても減収となり、厚沢部はもちろん全道で批判の声が広がっています。

 また過去実績で算定されるため、過去につくっていない品目は対象外となります。

 したがって今年は、つくれない品目がある。輪作体系まで壊れてしまう−−「自給率を上げることに、つながらなじゃないか」という指摘は、まったくもっともでした。

 どこでも共通して聞かれたのは「誤った政策はしないでほしい」という、国政への要望でした。
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 これまでも生産調整や漁獲量割当など、農漁業は国策に基本的に従ってきました。

 しかし輸入はドンドン増やされ、「小さくて競争に勝てない経営体は援助しない」とでもいうかのような切り捨て政策。

 参院選で示された、農漁業分野の怒りの断面を見た感じがしました。

 何より、国政での位置づけが誤っているのではないか、と私は思います。

 鉱工業に頼らず、農林漁業を基幹産業として位置づけ直すことを出発点に。

 現場と地域を見れば、特に北海道はそうですが、よく見えてくると思うのです。

 「まじめに働く人が、むくわれる政治をやってくれよな」と出された言葉に、私も思いを新たにしました。

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