2007年12月20日 (木) 22:19

患者の「線引き」は、国と製薬会社の責任放棄だ

 ほんっとうに冷たい国だ!−−薬害肝炎の和解交渉で、国が「線引き」を改めなかったことに私も怒りが収まりません。

 ブログではこの問題、ほとんど触れてきませんでしたが、毎日のニュース(インターネットの速報でも)で動向が気になっていました。

 出産や手術時に使われた、血液製剤による感染。

 肝炎患者・原告団に、何の罪もないじゃありませんか。

 国や製薬会社が危険性を知っていながら放置して、そして今年になって明るみに出た発症例リスト。

 患者には、時間がありません。早期解決・政治決断の場面です。

 首相官邸前で「私はもう肝臓ガンまで進行しました。どうか命を助けてください」と叫んだ、女性原告の気持ちを、舛添厚労相、そして福田首相はどう受け止めたのでしょう。

 旧ミドリ十字は、薬害エイズ事件でも刑事責任が問われました。

 自民党厚生族議員に政治献金をくり返し、旧厚生省官僚の天下りを受け入れ、企業の利益が最優先される癒着(ゆちゃく)構造−−その結果、罪もない市民が命を奪われようとしているのです。

 舛添大臣! いそいそと「これでよろしいですか」と会見を終わらせ、違う出口から出たという態度は、これまでの態度とはずいぶん違うのではないですか。

 福田首相! 一律救済に財務省などの反対もあったようですが、政治決断を下せる首相の「本領」を示すべきではないですか。

 書きながらも、腹立たしい限りです。

 12月16日付「しんぶん赤旗」日曜版で、原告の福田衣里子さんが言っています。

 「私は、1日も早くすべての患者が治療を受け、元気になってもらうためにたたかっています。

 何年かかっても真相究明をやりとげ、薬害をなくしたいんです」

 「自分は運悪く肝炎になったんじゃない。

 国と製薬会社の利益のために、ならなくていい病気になったんだ。

 裁判に加わり、たくさんの人に話すことで、薬害のない社会をつくるために役立ちたい」

 時期による患者の「線引き」は、認められない。それは、国と製薬会社の「責任放棄」でしかないと思うのです。

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