ある女性の一生
今日お伺いした女性は75歳。多くの苦労を抱えてこられました。
5歳の時に実の両親から養父母に引き取られ、まともに学校にも行けず行商の日々。
原爆が投下された翌月には広島にも行き、焼け野原になった一帯を見て「戦争に負けた」意味を子どもながらに考えたそうです。
三味線、舞踊、マジック‥‥いわゆる「芸能」の世界で大きくなり、結婚して北海道に来たものの風習の違いへの戸惑い。お姑さんからの厳しい言葉。
そのなかでも色々なことを知りたいと独学の日々。
今は夫も亡くなり、しかし障がいを抱える娘さんの将来に不安を案じる。
それでも「幸せ」だという今。
暖かい春には、近くを散歩しながらゴミを拾っていると近所の方が声をかけてくれて、きれいに自宅に咲いた八重桜のプレゼントをもらう。
言葉にすれば、こんなわずか数行。でも、聞いた話の重みは、聞いた者にしかわかりません。
そのようなあなただからこそ、いっしょに私たちと活動しましょう、と話しました。
あたたかい社会を、いっしょにつくりましょう、と話しました。
「ズボラな私だから」と話されていましたが、最後は笑顔で応えてくれました。
つつましくも必死に生きている、多くの国民から税金をしぼりとり、病院にも行けなくなるようにし、まともな年金も保障しない。
その一方で、ムダな道路が多くある計画に、これから10年間で59兆円もつぎ込もうとしている。
政治の「目線」が、鋭く問われます。
【今日の句】 降る雪も 桜に見えた 細き声
2008年1月30日 (水) 23:59
「つなぎ法案」への怒りは大きい
昨日は娘を寝かせながら、いっしょに眠ってしまいました。Zzz‥‥
さて国会では、自民・公明が暫定税率「つなぎ法案」を提出して、委員会も強行採決。
結局、衆参議長のあっせんで「つなぎ法案」は撤回になりましたが、審議に入る前から「出口」を決めるやり方は、そもそも議会制民主主義に反するものです。
私は今日、札幌市清田区をまわってましたが、原油高騰で生活が大変になっていることに加え、この「つなぎ法案」への怒りも、ずいぶん声として上がっていました。
また、その合間をぬって、来月に米艦船が小樽・石狩に入港を予定している問題で、道への申し入れにも行きました。
いつもいつも、日米安保条約や地位協定を理由に、あっさり入港を許可する北海道。
どんどん既成事実化され、米軍の重要港湾化=基地化される危険性があります。
米国は防衛戦略=世界戦略を変え、日本も拠点にした軍事態勢を整えようとしているからです。
道民のくらしの声、平和の声、本当にまっすぐ届ける議席の大切さを実感した1日になりました。
【今日の句】 道路くらい くらしも必死に 支えてよ
2008年1月28日 (月) 22:16
「一人店長」の大きな勝利
昼のニュースを聞いて、思わず「おぉ〜っ!」と驚きました。東京地裁で、マクドナルド「一人店長」に残業代約755万円を支払うよう命じたからです。
訴えていたのは、埼玉県熊谷市のお店の店長さん・高野広志さん。
店長昇格は99年でしたが、月40~50時間の残業が続き、2ヶ月間休めなかったこともあったそうです。
ぎっくり腰で労災認定を受けたり、午前5時台の出社が続いて、医師から脳梗塞の可能性も指摘されたと。
マクドナルドに限らず、チェーン展開するファーストフードや飲食店などには、同様の形態の「一人店長」が多くいます。
「店長」と名が付くと、経営側と同等の権限や、給料面での優遇も想像されます。
マクドナルド側が言うような「店長」=「管理監督者」となれば、労働基準法の適用外になって、残業代は払われなくなるわけです。
しかし地裁は、実態は権限も裁量もないと判決を下しました。
品質・売り上げ管理、調理や接客など、労働時間の自由裁量と認められない点や、年収や待遇も十分ではないとの指摘です。
勇気ある裁判だったと思います。本当に大きな勝利!
同じような立場にいる「一人店長」さんにも、大きな励みになるのではないでしょうか。
妻の邦子さんの、同じような境遇の方々へのコメントに、考えさせられました。
「あなたが(過労死で)亡くなったら悲しむのは家族。
もう一度働くことの意義を考えて、命があるうちに立ち上がってほしい」
日本マクドナルド側は控訴する方向のようですが、もし高野さんが過労死でもしていたら、どのように責任を取るつもりだったのでしょうか。
他国のマクドナルドチェーンでは、こんな裁判は起きるのでしょうか?
働くルールが不十分だから、日本では死ぬまで働かせる横暴が、いつまでもなくならないわけです。
マクドナルド1社の問題でなく、日本の政治のあり方全体を問わなければいけません。
【今日の句】 0円の スマイル裏に 家族あり
2008年1月27日 (日) 22:42
ジュゴンを調べよ
沖縄・普天間基地の移設先とされる、名護市辺野古沖。そこには、日本の天然記念物であるジュゴンが生息しています。
私も沖縄に行ったとき(ジュゴンを見ることはできませんでしたが)辺野古沖周辺を見学し、あらためて基地移転が地域の平和と自然を壊すことにつながると強く思ったものです。
しかし、今日の報道などを見て驚きました。
米国の連邦地裁で、米国防省に対して「ジュゴンへの影響調査を実施していないことは文化財法違反」という判決を出したということです(詳しくはこちら)。
しかも米国外で、この法律が適用されるのは初めてとのこと。
これで米国防総省は90日以内に、環境影響評価をおこなうための計画書と提出することになります。
しかも、その過程では日本政府や当事者、地元住民などとの協議・連携も必要と強調されています。
ですから次に問われるのは、日本政府になります。
町村官房長官は「計画に変更はない。影響を少なくするよう配慮した。1日も早い移設を進めるのが日本の大方針だ」と、会見で述べました。
しかし、環境省の資料では、辺野古沿岸などはジュゴンの餌である藻場と食跡が集中しています。
この同じ日、福田首相はスイスのダボス会議で、地球温暖化のスピーチをおこないました(内容は、中期の数値目標を示さないなど不十分さはあります)。
そこで、地球温暖化を防ぐ「先導」の役割を果たすとの立場表明もありました。
しかし国内で、軍事優先で生態系を壊す計画とは、両立しないのではないでしょうか。
まさか「国防と自然環境保護は別の話」などと、思っているのではないでしょうか。
そのような態度は、これからの時代と世界では、国際的に大きく問われることを自覚すべきだと私は思います。
【今日の句】 金動く コンクリートが エサに見え
←先日、倶知安町・原田町議からいただいたお手製の
「湯飲み」です。
2008年1月26日 (土) 23:47
元町内会長さんの嘆き
北広島市での、党の新春のつどいに参加した時のことです。「共産党の集まりには初めて来た」という、ある元町内会長さんからのお話を聞くことができました。
かなり、今の政治に対して嘆いていらっしゃいました。
−−後期高齢者医療制度など、本当に、高齢者が生きていけないような世の中になってしまった。
−−自分は戦争体験者だ、憲法9条は当然のように大事だ。安倍前首相の「戦後レジームからの脱却」なんていうのは、とんでもない。
−−ひどい政治に、民主党が歯止めになるかと思っていたが、どうもフラフラしている。共産党なら歯止めになるかと思って、今日の集まりにも来た。
この方は、年齢80歳。噛みしめるように話された言葉一つ一つが、非常に重たいものと感じました。
同時に、このように今の政治を憂いている方が、もっともっといるのだろうとあらためて痛感しました。
「どうぞお力をお貸しください」と私からもお願いして、ガッチリ握手。気持ちは、通じ合いました。
札幌市内は、昨晩からの断続的な降雪で、車の移動もノロノロ。週末の車の多さが、拍車をかけています。
その中でも札幌南区や北広島市を渡り、来るべき総選挙での、私たちの前進の決意を話させてもらいました。
【今日の句】 渋滞の 切れ目わからず 気づけば先頭
←南区の会では、焼き物なども展示。新篠津に
「混合窯」を持つ尾形香三夫さんの陶器に、目を奪われました
2008年1月25日 (金) 21:02
豪雪の倶知安をゆく
ずいぶん積もった雪道と中山峠を越えて、今日は倶知安町へ。党主催の新春交礼会に参加です。
だいぶ札幌も降りましたが、車が進むにつれて高い雪の壁に囲まれていくような感じになります。
大変なのは運転してくれる事務所スタッフです。
運送会社に勤めていたこともあって「逆に燃えてきますよ〜」と言ってくれますが、事故を起こさず、しかも遠距離を時間通りに走るのは、私からすればすごい仕事をしてると感じます。
そのようなスタッフの力で支えられていることを、あらためて実感しながら会場へ。
地元町議の原田さんのあいさつに続いて、私からも国会と北海道の情勢報告を合わせてあいさつ。
その後テーブルをまわり、今日は時間もあったので、みなさんとじっくり話すこともできて倶知安の様子などもわかりました。

広い北海道ゆえ何度も足を運べないだけに、このような機会は本当に貴重なんです。
その後ギターを弾きながらのうたごえ(私も「四季の歌」をうたいました‥‥恥ずかしい)など、和気相合のなかで、会は幕を閉じました。
明日も札幌や北広島などまわります。多くの方に会えるのが楽しみです。
【今日の句】 町ごとに 屋根の積雪 厚くなり
←倶知安に行く前、宮内聡さんと全動労争議団にあいさつに行きました
2008年1月24日 (木) 22:25
お父さんは正しかった
昨日、東京地裁で全動労裁判の判決がくだされました。命じられた賠償額は十分の一だったものの、採用差別を認めた重要な判決となりました。
ILOからも7度の勧告。人道的見地にもたって、一刻も早い政治解決が望まれます。
各紙で、原告団の中でも渡部理子さんのコメントなどを掲載しています。
亡くなられた夫の修二さんは、私もいろんな面でお世話になりました。
青年たちで街頭労働相談をやろうと決め、労働組合に相談者を頼んだところ、来てくれたのが渡部修二さん。
大きな体をユッサユッサと揺らし、しかし初めて会った青年とも、背中を丸めて話を親身に聞く姿に、とても感銘を受けました。
一度、偶然、同じ地下鉄に乗り合わせた時に「この間までオルグで道南に行ってたんだよ」と、話してくれたその笑顔も、今も忘れられません。
突然の訃報から、もうすぐ2年。
渡部さん夫妻は、子ども達が学校で「おまえの父さんが悪いことをしたからだ」と言われた時、「真実は一つだ」と言い聞かせていたそうです。
そして昨日の判決。理子さんは「お父さんは正しかった」と、声をしぼりました。
この不採用問題は、21年目に突入します。
渡部さん始め亡くなる方や、すでに退職年齢に達した方も多くいます。
そのような方々の思い、家族の思い、そして今もたたかう方々の思いを考えたら、本当に腹立たしくなって仕方ありません。
政府は「路頭に1人も迷わせない」と約束しました。一刻の猶予もなく、政治解決のドアを開くべきです。
労働組合にいたから採用差別されるなんて、世界から見ればおかしな話です。だからILOも勧告しているわけです。
勝負は、世論。私も解決に向けて、全力をつくします。
さて今日は、朝から道内大荒れ。それでも朝から宣伝にとりくみ、年金者組合・中央区支部の新年会に参加などにまわりました。
←こんなに積もりました
【今日の句】 山野越え 線路は続くよ 真実に
