「一人店長」の大きな勝利
昼のニュースを聞いて、思わず「おぉ〜っ!」と驚きました。東京地裁で、マクドナルド「一人店長」に残業代約755万円を支払うよう命じたからです。
訴えていたのは、埼玉県熊谷市のお店の店長さん・高野広志さん。
店長昇格は99年でしたが、月40~50時間の残業が続き、2ヶ月間休めなかったこともあったそうです。
ぎっくり腰で労災認定を受けたり、午前5時台の出社が続いて、医師から脳梗塞の可能性も指摘されたと。
マクドナルドに限らず、チェーン展開するファーストフードや飲食店などには、同様の形態の「一人店長」が多くいます。
「店長」と名が付くと、経営側と同等の権限や、給料面での優遇も想像されます。
マクドナルド側が言うような「店長」=「管理監督者」となれば、労働基準法の適用外になって、残業代は払われなくなるわけです。
しかし地裁は、実態は権限も裁量もないと判決を下しました。
品質・売り上げ管理、調理や接客など、労働時間の自由裁量と認められない点や、年収や待遇も十分ではないとの指摘です。
勇気ある裁判だったと思います。本当に大きな勝利!
同じような立場にいる「一人店長」さんにも、大きな励みになるのではないでしょうか。
妻の邦子さんの、同じような境遇の方々へのコメントに、考えさせられました。
「あなたが(過労死で)亡くなったら悲しむのは家族。
もう一度働くことの意義を考えて、命があるうちに立ち上がってほしい」
日本マクドナルド側は控訴する方向のようですが、もし高野さんが過労死でもしていたら、どのように責任を取るつもりだったのでしょうか。
他国のマクドナルドチェーンでは、こんな裁判は起きるのでしょうか?
働くルールが不十分だから、日本では死ぬまで働かせる横暴が、いつまでもなくならないわけです。
マクドナルド1社の問題でなく、日本の政治のあり方全体を問わなければいけません。
【今日の句】 0円の スマイル裏に 家族あり
