2008年4月3日 (木) 21:59

殺(あや)める事件に思う

 親が子を殺(あや)めるという事件が続き、やりきれない思いで報道を見ているという方も多いのではないでしょうか。もちろん私も、その1人です。

 もちろん殺めること自体は許されるものではありませんが、その動機を聞き、さらにやりきれない思いになります。

 青森県八戸市での事件は、将来の仕事もなく、絶望の思いに駆られたお母さんによるものでした。

 東京都文京区での事件は、経営が成り立たなくなり、これまた絶望の思いに駆られたお父さんによるものでした。

 どちらも本当にあたたかな家庭だったということが、報道などからもわかります。

 どうして真面目に生きたいと思っている人が、このようなことになってしまうのでしょうか。

  「本人の気持ちが弱いからだ」という人がいます。

 私は、その意見に同意できません。

 今の社会では、特に強い者だけ勝ち残れる新自由主義の資本主義社会であれば誰だって、このような事態になりえるからです。

 政治というのは、国民や企業から集めた税金を使って、安定した社会にすることが1つの役割です。

 本当に社会的に困っている人に税金が使われる、その結果、子どもも働く人も高齢者も救われるというのなら、税金を納めることも厭(いと)わないでしょう。

 やりきれない思いになるのは、今の自民党・公明党の政治が、庶民の実態に目が届いていないのではないか、と思うからです。

 別の事件ですが、神奈川県横須賀市でタクシーの運転手が殺害された事件で、ようやく米兵の逮捕となりました。

 亡くなったお父さんのご家族の怒りを、政府はどう受け止めるのでしょう。

 そもそも米軍基地がなければ‥‥と、ここでも政治のあり方を考えさせられます。

 誰にでも等しく、あたたかい春が来て欲しいと、切に願わずにいられません。

 【今日の句】 官邸が 一番深い 春霞

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