2008年4月10日 (木) 21:34

畜産・酪農を直撃する飼料高騰

 日本農業新聞の連載「食料有事 揺れるアジア」「肥料高騰時代」を読み、「有事」という表現は穏やかではありませんが、それほどの世界情勢になっているという認識が、今の政治に必要だと痛感しました。

 中国の富裕化で、今まで以上の食料が必要になっています。

 もちろん人口も多いため「需要に生産がおいつかない」現状とか。

 例えば、北京ダックに示されるように、アヒルなど家きん類の消費が増えています。

 その消費量は、この15年間で家きん類は3.5倍、豚肉では1.6倍。

 問題は、育てるための「飼料」です。

 需要が急激に増え、価格が急上昇していることが、日本での飼料確保に困難をもたらしています(もちろん中国の事情だけが、主たる問題ではありません)。

 商社などによれば、配合飼料価格は高止まり、年間の輸入も確保は難しくなる−−。

 日本の畜産・酪農家は、すでに昨年から原油高+飼料高で、経営は深刻な打撃を受けています。

 豊富町で聞いた「母ちゃん達が集まれば、必ず経営の話になる」という、女性部の方の話が忘れられません。

 飼料・肥料も含め、すでに各国では自国確保を急いでいます。

 外国依存の体質になっていた日本は、これでは対応できなくなります。

 一言で言えば、農家は経営ができなくなり、消費者には国産のものは口に入らず、しかも高い価格−−今までの農業政策のツケが、象徴的に現れてきたのではないでしょうか。

 投資マネーが入り込んで価格をつり上げている実態も、緊急の手だてが必要です。

 急いで変えなければいけません。

 農業の実態がわからず、経済ベースで「対応できるようコストを抑えて」などと言う政府には、まかせられません。

 あらためて危機感を持って、朝からの宣伝にも思わず力がこもりました。

 【今日の句】 スーパーで 減ったバターが 未来図か

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